7弦ギターおすすめ10選|初心者向けの選び方と注意点を解説
7弦ギターが気になって調べ始めると、「普通の6弦と何が違うのか」「7弦のチューニングはどうするのか」「初心者でも扱えるのか」と、購入前に確認したいことが一気に増えます。見た目は弦が1本増えただけですが、実際はネック幅、スケール、弦の太さ、ミュートの感覚まで変わるため、6弦ギターと同じ基準だけで選ぶと合わないことがあります。
私が7弦ギターを選ぶときに一番大事だと考えているのは、「低い音を出したい理由が自分の中ではっきりしているか」です。好きなバンドの曲を原曲に近い音域で弾きたい、ドロップA付近を多用したい、低音弦を使った重いリフを作りたい。こうした目的があるなら7弦はかなり魅力的です。
一方、弦が多いほど上位というわけではありません。用途がまだ曖昧なら、まず6弦で基本を覚え、必要な音域が見えてから7弦へ進むほうが後悔しにくいですよ。この記事では、チューニングの基本から選び方、2026年時点で候補にしやすい10モデルまで、購入判断に必要なところをまとめます。
- 7弦ギターと6弦ギターの違い
- 7弦ギターの基本チューニングと低音域
- 初心者が失敗しにくいスケールやネックの選び方
- 予算と用途別に選べるおすすめ10モデル
7弦ギターとはどんな楽器か



7弦ギターは、一般的な6弦エレキギターの低音側に太い弦を1本追加したタイプが中心です。普段使っている6本の並びを大きく変えずに低音域を追加できるため、コードやソロの考え方を残したまま、より低いリフへ広げられます。
6弦ギターとの違い
標準的な7弦ギターでは、1弦から6弦までは6弦ギターと同じE・B・G・D・A・Eで、そこに低いBの7弦を追加します。つまり、これまで覚えたフォームやスケールを全部捨てる必要はありません。6本だけ見れば、かなり同じ感覚で考えられます。
ただし、物理的な弾き心地は変わります。7本の弦を収めるためネックは横に広くなり、低音側のミュート対象も増加。さらに26.5インチや27インチといった長めのスケールを採用する機種では、同じフレット番号でも間隔が少し広くなります。
7弦のメリットは、低音を出すために6弦全体を大きく下げなくても音域を追加できることです。低いBを使いながら、1〜6弦は通常の運指を残せます。
基本チューニングを覚える



7弦ギターの標準チューニングは、低いほうからB-E-A-D-G-B-Eです。IbanezのGRG7221QAも工場出荷時にこの並びを採用しています。6弦ギターの標準チューニングに低いBを足した形なので、初めて触るならまずこの状態から慣れるのがおすすめです。(出典:Ibanez公式「GRG7221QA」)
| チューニング | 7弦から1弦 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 標準 | B-E-A-D-G-B-E | 7弦の基本を覚える |
| ドロップA | A-E-A-D-G-B-E | 低音リフとパワーコード |
| 全弦1音下げ | A-D-G-C-F-A-D | 曲全体を低い音域へ移す |
| ドロップG系 | 機材と弦に合わせて調整 | さらに低いモダン系サウンド |
ドロップAは7弦だけをBからAへ下げる考え方なので、低音弦側のパワーコードを押さえやすくなります。さらに下げる場合は、チューニングだけでなくスケール長と弦の太さも一緒に考えてください。細い弦のまま大きく下げると張りが足りず、音程が不安定に感じやすくなります。
7弦ギターが向いている人
7弦は便利ですが、すべてのギタリストに必要なものではありません。買ってから「結局7弦を使っていない」とならないよう、先に自分の曲や演奏スタイルと照らし合わせてみましょう。
低音リフを明確に使いたい人
メタル、ラウドロック、ジェント系などで低い音をリフの中心に置きたいなら、7弦はかなり相性が良いです。6弦を大幅にダウンチューニングする方法もありますが、7弦なら高音側の標準的な音域を残しながら低音を追加できます。
「低い音が出る」だけではなく、低音と通常音域を同じ曲の中で行き来しやすいのが7弦の面白さです。低い開放弦を刻んだ直後に高音域でコードやリードへ移るような曲では、音域の広さがそのまま作曲の選択肢になります。



用途が曖昧なら6弦も候補
まだギターを始めたばかりで、弾きたい曲もチューニングも決まっていないなら、私は6弦を基準に考えます。7弦は弾けないほど難しい楽器ではありませんが、ミュートする弦が増え、ネックも広くなり、対応弦も少し高くなります。
特に教則動画や初心者向け譜面は6弦標準チューニングを前提にしたものが多く、最初から7弦だと「今は7弦を使うのか、使わないのか」の判断まで増えます。好きな曲が明確に7弦を使っているなら最初から選ぶ意味がありますが、そうでなければ6弦で基礎を固めてからでも遅くありません。
◆ワンポイントアドバイス
2本目として7弦を買うなら、1本目との差がはっきりするモデルを選ぶと満足しやすいですよ。6弦との使い分けを考える方法は、2本目のギターの選び方でも詳しく解説しています。
初心者向け7弦の選び方



7弦ギター選びでは、見た目やブランドだけでなく、スケール、ネック幅、ブリッジ、ピックアップを順番に確認すると候補を絞りやすくなります。特に初心者は「どこまで低くチューニングしたいか」を最初に決めると迷いにくいです。
スケール長で選ぶ
スケールはナットからブリッジまでの弦の長さです。7弦では25.5インチ、26.5インチ、27インチ、そして弦ごとに長さが変わるマルチスケールがよく見られます。
25.5インチは6弦のロングスケールに慣れた人が持ち替えやすく、標準チューニングやドロップA程度までを中心に使いたい人に候補。26.5インチは低音弦の張りを確保しやすく、重いリフをタイトに弾きたい人と相性が良いです。27インチになると、さらに低いチューニングで張りを残しやすい反面、高音弦のチョーキングや広いストレッチは少し硬く感じる可能性があります。
長いスケールほど無条件に優れているわけではありません。標準チューニング中心なのに必要以上に長いモデルを選ぶと、弦の硬さが気になることがあります。低音の張りと高音側の弾きやすさのどちらを優先するかで決めてください。
ネック幅と厚みで選ぶ
7弦ではナット幅48mm前後のモデルが多く、6弦より横幅があります。ただ、同じ48mmでもネック裏の厚み、指板の丸み、弦間隔で握った印象はかなり変わります。
手が小さい人は数字だけで「7弦は無理」と決めなくて大丈夫です。Ibanezのような薄めのネックが合う人もいれば、ある程度厚みがあったほうが左手に力を入れず支えやすい人もいます。試奏できるなら、低音弦をミュートしながら1〜3弦でコードを押さえ、左手が余計に疲れないか確認してください。
固定ブリッジを基準にする
最初の7弦なら、私は固定ブリッジを基準にします。弦交換やチューニング変更が分かりやすく、ドロップAへ下げるときも扱いやすいからです。特に7弦では弦の本数が増えるので、ブリッジ調整まで複雑になるとメンテナンスの負担も増えます。
一方、アーミングを多用したい人にはトレモロ搭載機も魅力があります。フロイドローズ系はチューニング安定性を高めやすい反面、弦交換や大きなチューニング変更に手順が必要です。仕組みを確認したい場合は、フロイドローズとロックナットの解説も参考にしてください。
ピックアップで選ぶ
低音弦を深く歪ませると、音の輪郭がぼやけやすくなります。そのため7弦では、低音が過度に膨らまず、ピッキングの粒が分かりやすいピックアップが使いやすいです。
パッシブは電池が不要で扱いやすく、機種ごとの個性も幅広め。アクティブは高出力でノイズを抑えやすい製品が多く、モダンなハイゲインサウンドを作りやすい傾向があります。ただし、アクティブだから必ずメタル向き、パッシブだから弱いという単純な話ではありません。最終的にはアンプやエフェクターとの組み合わせで決まります。
低音を出しすぎると迫力より先に音がぼやけることもあります。7弦をアンプで鳴らす際は、Bassを上げるだけではなく中域やゲイン量も含めて調整してください。基本はギターの音作り完全ガイドで確認できます。
マルチスケールで選ぶ
マルチスケールは、低音弦側を長く、高音弦側を短くした構造です。低音側では張りを出しやすく、高音側ではチョーキングや細かい運指の硬さを抑えやすいのが魅力。Ibanez RGD71ALMSは25.5〜27インチを採用し、低音側と高音側で異なるスケールになっています。(出典:Ibanez公式「RGD71ALMS」)
見た目はフレットが斜めなので難しそうですが、普通のポジションで弾く限り意外と自然に感じる人もいます。ただし、コードフォームやポジション移動で違和感が出る人もいるため、最初の1本なら「低いチューニングを積極的に使うから選ぶ」という理由があると納得しやすいです。
7弦ギターおすすめ10選
ここからは、価格、スケール、ブリッジ構造、低音域の使いやすさを見ながら10モデルを選びます。順位ではなく、何を優先する人に合うかで見てください。価格は2026年9月に確認できた販売価格を基準にした目安で、在庫、カラー、キャンペーン、ポイント還元により変わります。
| モデル | スケール | 参考価格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| S by Solar AB4.7C-E | 26.5インチ | 約3.8万円 | 低価格でメタル向けを試したい |
| Ibanez GRG7221QA | 25.5インチ | 約4.0万円 | 6弦から自然に持ち替えたい |
| Jackson JS22-7 | 26.5インチ | 約4.5万円 | 低音の張りと価格を両立したい |
| GrassRoots G-HORIZON-FX7 | 25.5インチ | 約6.1万円 | セットネックと扱いやすさ重視 |
| Schecter C-7 Deluxe | 26.5インチ | 約7.4万円 | 王道の7弦仕様を選びたい |
| Schecter Omen Elite-7 | 26.5インチ | 約9.3万円 | 10万円前後で長く使いたい |
| Solar A2.7C | 26.5インチ | 約12.8万円 | 固定ブリッジの実戦機が欲しい |
| Schecter Omen Elite-7 MS | 25.5〜27インチ | 約12.8万円 | マルチスケールを試したい |
| Sterling JP70 | 25.5インチ | 約14.9万円 | トレモロとテクニカル演奏重視 |
| Ibanez RGD71ALMS | 25.5〜27インチ | 約16.9万円 | 低音域と本格仕様を優先したい |
S by Solar AB4.7C-E
できるだけ予算を抑えて7弦を試したい人に注目したいモデルです。26.5インチ、24フレット、固定ブリッジ、高出力ハムバッカーという構成で、最初から低音リフを弾く方向がはっきりしています。
3万円台という価格帯は7弦を追加で導入したい人にも魅力。ただし、低価格機は個体ごとのセットアップ状態も確認したいところです。届いたら弦高、オクターブ、ネック状態を確認し、必要なら調整まで含めて予算を考えてください。
Ibanez GRG7221QA


25.5インチ、48mmのナット幅、固定ブリッジという構成で、6弦のロングスケールから持ち替えやすい入門候補です。7弦標準チューニングをまず覚えたい人や、大幅なダウンチューニングよりも「7弦を1本増やした感覚」を重視したい人に合います。
Jackson JS22-7


26.5インチと47.6mmのナット幅を採用し、低価格帯でも低音側の張りを意識しやすいモデルです。固定ブリッジなのでチューニング変更もしやすく、ドロップAを試したい初心者にも候補になります。
GrassRoots G-HORIZON-FX7


25.5インチのセットネック仕様で、6弦の感覚を残しながら7弦へ広げたい人に合います。固定ブリッジで扱いやすく、コイルスプリットにも対応するため、重いリフだけでなく少し軽い音色も使いたい人に便利です。
Schecter C-7 Deluxe


26.5インチ、48mmナット、24フレット、固定ブリッジという、7弦らしい基本を押さえた構成です。初めから低音リフを目的にしていて、25.5インチより一段タイトな弾き心地を求める人におすすめ。
Schecter Omen Elite-7


C-7 Deluxeより予算を上げ、作りやパーツにもこだわりたい人向け。26.5インチ、Thin Cネック、24フレット、固定ブリッジで、低音リフとハイポジションの演奏を両立しやすい構成です。
10万円前後になると「初めてだから最低価格で」という選び方より、長く使う前提で考えやすくなります。バンドで使う、録音に使う、ダウンチューニングも試すなど、用途が具体的になっている人に選びやすい1本です。
Solar A2.7C


26.5インチ、固定ブリッジ、24フレット、セットネックの構成で、モダンメタルをはっきり目的にしたモデルです。低音を刻む用途を中心に考えつつ、ハイポジションまで弾きやすいギターが欲しい人に向きます。
価格は入門機より上がりますが、7弦を一時的に試すのではなく主力として使いたい人には検討しやすい帯です。シンプルな固定ブリッジなので、チューニング変更を繰り返す人にも扱いやすいでしょう。
Schecter Omen Elite-7 MS


25.5〜27インチのマルチスケールを採用したモデルです。低音側で張りを確保しながら、高音側は一般的なロングスケールに近い感覚を残せるのが魅力。ダウンチューニングとソロの両方を使いたい人に合います。
初見では斜めのフレットに驚きますが、目的が明確なら選ぶ価値があります。特に「26.5や27インチの低音は好きだけど、高音弦まで硬くなるのは避けたい」という人に試してほしいタイプです。
Sterling JP70
25.5インチと49.5mmのナット幅、モダントレモロを採用したジョン・ペトルーシ系の7弦です。固定ブリッジ一辺倒ではなく、アームを使った表現やテクニカルな演奏も重視したい人に向きます。
ナット幅は広めなので、細いネック幅を期待すると印象が違う可能性があります。一方、指板上のスペースをしっかり使い、複雑な運指やソロまで7弦1本でこなしたい人には魅力的。メタルだけでなくプログレッシブ系にも相性の良い選択です。
Ibanez RGD71ALMS


25.5〜27インチのマルチスケール、Fishman Fluence、薄めのWizard系ネックを組み合わせた本格モデルです。7弦を長く使う前提で、低音の張り、ハイゲイン時の輪郭、演奏性をまとめて求める人に向きます。
価格は上がりますが、「あとからピックアップを替えたい」「もっと低いチューニングにしたい」と買い替える可能性を減らしやすい仕様です。低音域を曲作りの中心に置くことが決まっているなら、最初からこのクラスを選ぶ考え方もあります。
迷ったときの基準:標準〜ドロップA中心で持ち替えやすさを重視するなら25.5インチ、低いリフを明確に使うなら26.5インチ、さらに低いチューニングや張りのバランスまで追うなら27インチまたはマルチスケールを優先すると選びやすいです。
7弦の弦とゲージを選ぶ
本体を買ったあとに意外と迷いやすいのが交換弦です。7弦セットは6弦より選択肢が少し絞られますが、D’Addario、Ernie Ballなど定番メーカーから複数のゲージが販売されています。チューニングとスケールに合わせて選びましょう。
標準なら純正ゲージを基準にする
最初は購入時に張られているゲージを基準にするのが安全です。たとえばGRG7221QAは.009〜.054、RGD71ALMSは.009〜.059の構成。弦の太さを急に変えると、ネックの反り、オクターブ、ナット溝との相性が変わることがあります。
標準チューニングで不満がないなら、同程度のセットを使い続ければ大きな調整を減らせます。7弦だけ柔らかすぎると感じる場合は、低音弦が少し太いセットを試す方法もありますが、極端な変更は楽器店で相談すると安心です。
ダウン時は太さも見直す
チューニングを下げるほど弦は緩くなります。ドロップA程度なら標準ゲージのまま使う人もいますが、ピッキングを強くしたときに音程が揺れる、弦が暴れる、低音の輪郭が出にくいと感じるなら太いゲージを検討してください。
ただし、太くすればすべて解決するわけではありません。弦が太すぎると押さえにくくなり、ナット溝に収まりにくくなることもあります。スケール、チューニング、弾き方の3つをセットで考えるのがポイントです。
サウンドハウスで7弦ギター対応の交換弦をまとめて比較すると、本体と同じタイミングで予備弦を用意しやすいですよ。
通販で7弦を買う注意点
7弦ギターは一般的な6弦より店頭在庫が限られることがあり、通販の品ぞろえが役立ちます。私もサウンドハウスを使っていますが、モデル数を横断して探しやすく、通常の楽器店で見かけにくい機種まで候補に入れやすいところは便利です。
価格とポイントを比較する
私がサウンドハウスを使う理由のひとつは、価格を比較しやすく、商品によってはポイントが付くことです。タイミングによってポイント倍率が変わることもあるので、本体価格だけでなく実際に戻るポイントまで確認すると判断しやすくなります。
また、在庫品は私の購入経験では2〜3日ほどで届くことが多く、必要な機材を早めにそろえたいときに助かっています。ただし、納期は在庫状況、取り寄せ、地域、配送条件で変わるため、注文時の表示を必ず確認してください。
サウンドハウスの7弦ギター一覧で価格と在庫を比較すると、同じ予算でもスケールやブリッジの違う候補を見つけやすいです。
試奏できない前提で確認する
通販だけで完結する場合、手元に届くまで実際のネック感や重量バランスを確かめられません。7弦は特にネック幅の好みが出やすいので、試奏を重視する人は実店舗も併用したほうが安心です。
通販で選ぶなら、ナット幅、ネック厚、スケール、重量、ブリッジ形式、返品条件を購入前に確認してください。届いたら、ネック状態、弦高、フレット端、電装、チューニングの安定性を早めにチェック。違和感が大きい場合は、自分で無理に削ったり改造したりせず販売店へ相談しましょう。
価格だけで決めて、届いた直後から極端なダウンチューニングへ変更するのはおすすめしません。まず標準状態で不具合がないか確認し、そのあと弦ゲージと調整を合わせて変更すると原因を切り分けやすくなります。
7弦を鳴らすアンプ選び
7弦ギターを買っても、アンプ側で低音が膨らみすぎると気持ちよく聞こえません。自宅練習では大出力よりも、小音量でゲインとEQを細かく調整できることを重視すると扱いやすいです。
低音を出しすぎない
7弦の迫力を出したくてBassを大きく上げたくなりますが、低音弦の輪郭がぼやけたら逆効果です。まずGainを必要以上に上げず、Bassを控えめにし、中域と高域でピッキングの輪郭を作ってみてください。
自宅用アンプをこれから用意するなら、初心者向けギターアンプのおすすめも参考になります。7弦だから専用アンプが必須というわけではなく、普段の音量で調整しやすい機種を選ぶことが大切です。
◆ワンポイントアドバイス
7弦の音作りは「低音を足す」より「余計な低音を出しすぎない」と考えるとまとまりやすいです。低いBやAがベース、キックと重なる場面では、ギター単体で少し細く感じるくらいがバンド全体ではちょうど良いこともあります。
購入前に確認したいこと
最後に、本体を注文する直前に確認しておきたい項目をまとめます。スペック表を眺めるだけでなく、自分が実際に使うチューニングと演奏環境へ落とし込んで判断してください。
使うチューニングを決める
標準Bで使うのか、ドロップAが中心なのか、さらに下げたいのかで向いているスケールが変わります。チューニングが決まっていない状態で「長いほうが低音に良さそう」と27インチを選ぶと、高音側の硬さが気になることもあります。
逆にドロップG付近まで視野に入れているのに25.5インチを選ぶと、太い弦や細かい調整で補う場面が増えます。欲しい音域から逆算する。これが7弦選びの基本です。
予算に調整費も含める
ギター本体だけで予算を使い切らず、交換弦、ケース、ストラップ、必要ならセットアップ費も残しておきましょう。特に通販では、届いた個体を自分の弾き方に合わせて調整すると弾きやすさが大きく変わることがあります。
7弦ギター本体と対応弦を同時に確認すると、届いたあとに予備弦がないという状況を避けやすくなります。
7弦ギター購入前の疑問
ここでは、初めて7弦ギターを選ぶときに出やすい疑問へ短く答えます。購入直前の最終確認として使ってください。
7弦ギターに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 7弦ギターは初心者でも弾けますか?
A. 弾けます。ただし6弦よりネックが広く、ミュートする弦も増えるため、最初は少し慣れが必要です。弾きたい曲が7弦を前提にしているなら最初から選ぶ意味があります。用途が決まっていない場合は、6弦で基本を覚えてから追加する方法もおすすめです。 Q2. 7弦ギターの標準チューニングは何ですか?
A. 一般的には低いほうからB-E-A-D-G-B-Eです。6弦標準チューニングの低音側にBを追加した形になります。ドロップAでは7弦だけをAへ下げる使い方が一般的です。 Q3. 25.5インチと26.5インチはどちらが良いですか?
A. 6弦からの持ち替えやすさを重視するなら25.5インチ、低音弦の張りやダウンチューニングを重視するなら26.5インチが候補になります。ただし手の大きさや弾き方でも好みが変わるため、可能なら試奏してください。 Q4. 7弦ギターには専用アンプが必要ですか?
A. 必須ではありません。一般的なギターアンプでも使えます。ただ、低音が膨らみすぎるアンプや設定では輪郭がぼやけることがあります。Bassを上げすぎず、Gainや中域も含めて調整すると扱いやすくなります。 Q5. 初めて買うならいくらくらい必要ですか?
A. 2026年9月時点では、4万円前後から購入できる7弦もあります。より低音側の張りやパーツ、演奏性まで求めると7万〜15万円前後も有力です。価格は変動するため、金額だけで決めずスケール、ブリッジ、ネック、必要な調整費まで含めて考えてください。
7弦ギター選びのまとめ
7弦ギターは、6弦の低音側へ音域を広げたい人にとってかなり便利な選択肢です。特に低いBやドロップAを使ったリフ、ダウンチューニング、モダンなメタルサウンドを明確に使いたいなら、6弦を無理に下げ続けるより7弦のほうが自然に目的へ近づけることがあります。
一方、用途がまだ曖昧な初心者なら、6弦を基準にする判断も十分ありです。7弦は「多いほど得」ではなく、必要な音域がある人にとって意味のある道具。あなたが弾きたい曲で低い7弦が必要なのか、それとも今の6弦で十分なのかを一度考えてみてください。
- 標準チューニングはB-E-A-D-G-B-Eが基本
- 持ち替えやすさなら25.5インチを検討
- ダウンチューニング重視なら26.5インチ以上が候補
- 低音と高音の弾きやすさを両立するならマルチスケールも有力
- 初めてなら固定ブリッジが扱いやすい
- 用途が曖昧なら6弦から始めても遅くない
低音域をはっきり使いたいなら、7弦ギターは演奏と作曲の幅を大きく広げてくれます。価格だけで決めず、チューニング、スケール、ネック幅まで確認し、自分の弾き方に合う1本を選んでください。

