レスポールとエフェクターの相性ガイド
レスポールとエフェクターの相性を調べているあなたは、たぶん歪み系エフェクター選びで迷っているところかなと思います。レスポールは太い音が魅力ですが、オーバードライブ、ディストーション、ファズ、RAT、SD-1、Tube Screamer、Marshall系、BOSS系、バッキング向きのペダルをどう選ぶかで音のまとまり方がかなり変わります。ハムバッカーの低域が膨らむ、アンプとの組み合わせで抜けない、パワーコードがぼやける、ライブと自宅で印象が違う。こういう悩み、めちゃくちゃ自然です。
この記事では、レスポールに合うエフェクターを、単におすすめ順で並べるのではなく、バッキングで使いやすい歪み、低域を整理しやすいペダル、ロック向きの太いディストーション、相性確認が必要なファズまで整理します。機材選びでは、価格や在庫、仕様が変わることもあるので、購入前は正確な情報は公式サイトをご確認ください。



- レスポールと歪み系エフェクターの相性
- バッキングで音が埋もれにくい選び方
- RATやSD-1など定番ペダルの向き不向き
- サウンドハウスで機材を探すときの見方
レスポールとエフェクターの相性
まず押さえたいのは、レスポールに合うエフェクターは一本だけではない、ということです。レスポール系のギターは太さ、粘り、サステインが出しやすい一方で、歪ませ方を間違えると低域が膨らみすぎたり、コードの分離が悪くなったりします。ここでは、アンプ、ジャンル、ハムバッカー、バッキングという視点から、相性の考え方を整理していきます。
相性はアンプとジャンルで変わる
レスポールとエフェクターの相性を考えるとき、最初に見たいのはペダル単体ではなく、ギター、アンプ、ジャンルの組み合わせです。レスポールにRATが合う、SD-1が合う、Tube Screamerが合う、Guv’norが合う、という言い方はよくあります。でも実際には、同じレスポールでもアンプがMarshall系なのか、JC系なのか、小型練習アンプなのか、マルチエフェクターのアンプシミュレーターなのかで、かなり印象が変わるんですよ。
たとえば、すでにアンプ側が少し歪んでいるなら、歪みペダルをメインの音作りとして使うより、オーバードライブを軽くかけて音を押し出す使い方がハマることがあります。
逆に、クリーン寄りのアンプでしっかりロックの歪みを作りたいなら、RATやGuv’nor、BE-OD、Suhr Riotのようなディストーション系やアンプライクなペダルをメイン歪みにするほうが作りやすいです。
ジャンルでも見方は変わります。ブルースやクラシックロックなら、ゲインは控えめでも十分かっこいいです。バッキングでコード感を残したいなら、歪ませすぎないほうが聴きやすい場合も多いですね。オルタナ、グランジ、パンク寄りならRATのような荒さが気持ちいいですし、ハードロックやメタル寄りならBE-ODのような高ゲイン系を候補に入れるのも自然です。
ここで大事なのは、レスポールだから絶対にこれ、とは決めつけないこと。相性はペダル名だけで決まらず、アンプの歪み方とバンド内での役割で決まります。バッキングなら、リードより目立つ必要はありません。むしろ、ベースやドラムと混ざったときにコードの輪郭が残るか、ボーカルを邪魔しないか、リードギターがいる場合に帯域を奪いすぎないかが重要です。
自宅で小音量だけ試すと、低域が気持ちよく聞こえるペダルを選びがちです。ただ、スタジオやライブで音量を上げると、その低域が急に膨らんでバンド全体を濁らせることもあります。アンプとマルチの使い分けで迷っている場合は、音作りの出力先も一緒に考えたほうが失敗しにくいです。詳しくは、音楽機材ナビのアンプとマルチエフェクターの選び方でも整理しています。
最初の判断基準
- クリーンアンプで歪みを作るならディストーション系
- 歪んだアンプを押すならオーバードライブ系
- バッキング重視なら低域と中域の整理を優先
- ジャンルが荒いロックならRATやファズ系も候補
ハムバッカーの低域を整理する
レスポール系の魅力は、やっぱり太い音です。多くのレスポールタイプにはハムバッカーが載っていて、シングルコイル系のギターより中低域がしっかり出やすいです。これがロックのバッキングではかなり気持ちいいんですが、歪みエフェクターとの組み合わせによっては、低域が膨らみすぎてコードの輪郭が見えにくくなることがあります。特に、フロントピックアップで歪ませたときにモコッとする、リアでもパワーコードが団子になる、という悩みは珍しくないです。
そこで相性を考えるときは、太さを足すペダルよりも、まずは太さを整理できるペダルを見たほうがいいです。SD-1やTube Screamer系がレスポールと合わせやすいと言われる理由のひとつは、低域を適度に締めて、中域を前に出しやすいからです。レスポールの太さを完全に消すのではなく、バンドの中で聴こえやすい形に整えるイメージですね。
逆に、低域が豊かなディストーションやファズをそのまま深くかけると、家では迫力があっても、バンドでは音程感がぼやけることがあります。もちろん、それが狙いなら全然ありです。グランジやシューゲイザー寄りの壁のような音、ノイズを含んだ荒いバッキングを作りたいなら、むしろ低域の塊が武器になります。ただ、一般的なロックのバッキングで使うなら、少し整理したほうが扱いやすいです。
セッティングの入口としては、ギター本体のトーンを全開にしすぎない、ペダルのゲインを上げすぎない、アンプのベースを少し下げる、ミドルを軽く足す、という方向が試しやすいです。レスポールはもともと音が太いので、ペダル側でさらにローを盛りすぎると、気持ちよさよりも扱いにくさが勝つことがあります。
低域整理のコツ
レスポールの音が太すぎると感じたら、まずペダルを買い替える前に、アンプのBassを少し下げて、Middleを少し上げるところから試すのがおすすめです。これだけで、バッキングの抜け方がかなり変わることがあります。



レスポールタイプのギターそのものをこれから選ぶ段階なら、本体の特徴も一緒に押さえておくと迷いにくいです。初心者向けのギタータイプの違いは、ギター初心者におすすめの安いモデルと必要機材の選び方でも触れています。
サウンドハウスでエフェクターをチェックバッキング向きの歪みを選ぶ
今回のテーマでかなり大事なのが、バッキング用途です。リード用の歪みと、バッキング用の歪みは、同じペダルでもセッティングが変わります。リードならサステイン、音の伸び、単音の太さを重視してもいいですが、バッキングではコードの分離、ピッキングの粒、リズムの立ち上がりがかなり大事になります。レスポールはサステインが出やすいぶん、歪みを増やしすぎるとリズムが少し重たく聞こえることがあるんですよ。
バッキング向きの歪みを選ぶなら、まずゲインの量を欲張りすぎないことです。ロックっぽい迫力を出そうとして歪みを上げると、弾いている本人には気持ちよくても、録音して聴くと意外と輪郭がなくなっていることがあります。特にパワーコードを刻む場合、音の太さよりも、アタックが前に出るかどうかが重要です。レスポールなら本体側で太さは十分出しやすいので、エフェクター側は少し締めるくらいでちょうどいいケースが多いです。
歪みの種類で分けるなら、オーバードライブはコードの分離を残しやすく、ディストーションは迫力を作りやすく、ファズは個性を出しやすいです。バッキングで無難に使いやすいのは、SD-1やTube Screamer系のような中域寄りのオーバードライブ、またはゲインを上げすぎないRAT系です。RATはディストーションとして有名ですが、ゲインを控えめにすると、荒さを残しつつバッキングにも使いやすいです。



また、ライブやバンド練習で使うなら、ベースとの住み分けも考えたいところです。レスポールの低域をそのまま全部出すと、ベースの帯域とぶつかる場合があります。バッキングギターは、低音を全部担当する必要はありません。むしろ、ギターは中域で鳴っているほうがバンド全体では大きく聞こえることも多いです。
| 用途 | 向きやすい歪み | 狙いたい音 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| コードバッキング | SD-1、Tube Screamer系 | 中域が前に出る締まった音 | ゲインを上げすぎない |
| パワーコード | RAT、Guv’nor系 | 荒さと太さのあるロック音 | 低域を出しすぎない |
| ハードロック | BE-OD、Suhr Riot系 | アンプライクな高ゲイン | 音量差とノイズに注意 |
| 個性重視 | Big Muff、Fuzz Face系 | 潰れた太いファズ感 | コード分離を確認する |
オーバードライブで音を締める
レスポールにオーバードライブを合わせるなら、考え方はかなりシンプルです。太いギターの音をさらに太くするというより、太さを保ったまま前に出すために使うイメージですね。特にSD-1やTube Screamer系は、レスポールの低域を少し整理しながら、中域を押し出しやすいタイプとして候補に入りやすいです。バッキングで音が埋もれる、でもディストーションほど深く歪ませたくない、という人にはかなり現実的な選択肢です。
オーバードライブは、単体で歪みを作る使い方もできますが、歪んだアンプやディストーションの前段に置いてブースター的に使う方法もあります。この使い方では、ペダルのDriveを低め、Levelを高め、Toneをアンプに合わせて調整することが多いです。レスポールの場合、もともとの出力が強めなので、Levelを上げすぎると音量差やノイズが気になることもあります。まずは控えめな設定から始めるのが安心です。
バッキングで使うなら、オーバードライブのゲインは低めから試すのがおすすめです。歪みが少ないと物足りなく感じるかもしれませんが、バンドに入るとそのくらいがちょうどいいことも多いんですよ。コードをジャーンと鳴らしたときに各弦の粒が残るか、ミュートのキレが出るか、右手の強弱が残るか。このあたりを確認すると、単に派手な音ではなく、使える音かどうかが見えてきます。
SD-1系は、レスポールのリアピックアップでリフを刻むときにかなり扱いやすいです。低域が少しタイトになり、音が前に出やすくなります。Tube Screamer系も同じ方向性で、ミッドが持ち上がるので、バンドの中で存在感を出したいときに便利です。ただし、中域が強く出るぶん、アンプや他のペダルとの組み合わせによっては鼻詰まりっぽく感じる場合もあります。そこはToneやアンプのEQで調整ですね。
オーバードライブ向きの人
- レスポールの低域を少し締めたい人
- バッキングでコード感を残したい人
- アンプの歪みを押し出したい人
- 歪みすぎないロックサウンドを作りたい人
ディストーションで太く刻む
レスポールでロックのバッキングをやるなら、ディストーション系はかなり楽しいです。レスポールの太い出力と、ディストーションの荒さや圧力が合わさると、パワーコードの迫力が出しやすいんですよね。RAT、Marshall Guv’nor、Suhr Riot、Friedman BE-ODあたりは、レスポールと合わせて名前が出やすい候補です。どれも方向性は違いますが、クリーンアンプに入れてメインの歪みを作りたいときに検討しやすいタイプです。
RATは、ディストーションとして使えるのはもちろん、設定次第でクランチ寄りからファズっぽい荒さまで作れるのが魅力です。レスポールで使うと、太さとザラつきが出やすく、オルタナ、グランジ、パンク系のバッキングにはかなり相性がいいかなと思います。ただし、低域と歪みを欲張ると音が潰れやすいので、FilterやアンプのEQで抜けを確認したいところです。
Guv’nor系は、Marshallっぽいロック感を足したいときに候補になります。レスポールとMarshall系の組み合わせは王道感がありますが、実機アンプを大音量で鳴らせない環境では、こうしたアンプライクな歪みペダルがかなり役立ちます。コードの押し出し感、ミドルの存在感、バッキングの芯を作りたいときに試す価値があります。
BE-ODやSuhr Riotのような高ゲイン寄りのペダルは、ハードロックやモダンなロック寄りで使いやすいです。ただ、レスポールの出力と高ゲインを組み合わせると、ノイズやハウリング、音量差が目立つこともあります。自宅では気にならなくても、スタジオの大音量では一気に扱いがシビアになることもあるので、ゲインを上げる前に音量とEQを整えるのがコツです。
ディストーションの注意点
レスポールは太い音が出しやすいぶん、ディストーションで低域を盛りすぎると、バンド全体では抜けにくくなることがあります。迫力が足りないと感じても、まずはGainではなくMiddleやLevel、アンプ側のEQを見直すと改善しやすいです。
サウンドハウスでエフェクターをチェックファズは相性確認が重要
レスポールとファズの組み合わせは、ハマるとめちゃくちゃ気持ちいいです。ただし、オーバードライブやディストーションよりも相性確認が重要です。Big Muff系なら太く伸びるサステイン、Fuzz Face系ならギターのボリューム操作に反応する独特の荒さなど、ファズにはファズならではの魅力があります。でも、バッキングで使う場合は、コードの分離や低域の膨らみをしっかり確認したいところです。
レスポールはハムバッカーの出力が強めなので、ファズに入れるとかなり音が潰れる場合があります。それが最高にかっこいいこともありますし、逆に曲の中では何を弾いているか分かりにくくなることもあります。特にBig Muff系は、単音リフや長く伸ばす音では気持ちいい一方、複雑なコードを鳴らすと輪郭がぼやけやすいです。バッキングで使うなら、パワーコードやシンプルなリフ中心の曲と相性が良いかなと思います。
Fuzz Face系は、ギターのボリュームを絞ったときのクリーンアップが魅力ですが、ペダルによっては前に置くバッファやワイヤレス、他のエフェクターとの相性で反応が変わります。ゲルマニウム系のファズは温度や個体差の影響を受けやすいと言われることもあり、安定した音を毎回出したい人には少し扱いが難しいかもしれません。逆に、その揺らぎを面白がれる人にはかなりロマンがあります。
ファズをレスポールのバッキングで使うなら、最初はバンド全体の音量で試すのが大事です。家で一人で鳴らすと最高でも、ベースやドラムと混ざると低域が多すぎることがあります。Toneを明るめにする、アンプの低域を下げる、ギター側のボリュームを少し絞る、こうした調整で使いやすくなることもあります。
セミアコやレスポールの構造差、ハウリングの考え方も気になる場合は、音楽機材ナビのセミアコとレスポールの違いも参考になると思います。ファズや高ゲインを使うときは、ギター本体の構造も意外と効いてきます。
サウンドハウスでエフェクターをチェックレスポール向けエフェクターの相性
ここからは、レスポールで候補に挙がりやすい定番ペダルを、バッキング用途目線で整理します。どれが絶対に正解という話ではありません。RAT、SD-1、Tube Screamer、Guv’nor、BE-ODは、それぞれ得意な音が違います。あなたのアンプ、ジャンル、音量、バンド編成に合わせて選ぶと失敗しにくいです。
RATは荒いロック向き
RATは、レスポールで荒いロックをやりたい人にかなり候補に入りやすいペダルです。ディストーションの定番として知られていますが、実際にはゲインを下げればクランチっぽく、上げればファズ寄りの荒さまで出せる幅があります。レスポールの太い音と組み合わせると、ザラッとした歪みの中にも厚みが出やすく、バッキングでパワーコードを刻むとかなり気持ちいいです。
特に、オルタナティブロック、グランジ、パンク、ガレージロックのように、少し粗い質感がほしいジャンルではRATがハマりやすいです。きれいに整った歪みというより、少し暴れる感じ。レスポールのリアピックアップで低めのリフを弾くと、音の塊が前に出てきます。ただし、バッキングで使うならゲインを上げすぎないほうが扱いやすいです。歪みを上げれば上げるほど気持ちいい反面、コードの分離は落ちやすくなります。
RAT系で大事なのは、Filterの扱いです。一般的なトーンノブとは感覚が少し違うため、最初は戸惑うかもしれません。明るくしすぎるとジャリッとしすぎるし、暗くしすぎるとレスポールの低域と合わさってこもる場合があります。スタート地点としては、Distortionを低めから中くらい、Volumeで音量を合わせ、Filterをアンプに合わせて調整する流れが分かりやすいです。
バッキングでのRATは、音を整えるというより、曲にキャラクターを足すペダルです。だから、万能な優等生というより、刺さる場面では強いタイプ。あなたが求めているのが、きれいなハードロックの歪みではなく、少し汚れたロックの壁ならかなりおすすめです。サウンドハウスで探すときも、RAT本体だけでなく、RAT系やディストーションカテゴリを比較しながら見ると選択肢が広がります。
RATが合いやすい人
- オルタナやグランジ系の荒さがほしい
- パワーコードの迫力を出したい
- クランチからファズ寄りまで一台で試したい
- きれいすぎない歪みが好き
SD-1は中域を前に出す
BOSS SD-1は、レスポールのバッキング用としてかなり現実的な選択肢です。理由は分かりやすくて、レスポールの太い低域を少し整理しながら、中域を前に出しやすいからです。ギター単体で聴くと、もっと派手なディストーションのほうが楽しく感じることもあります。でも、バンドの中でバッキングを成立させるなら、SD-1のような中域が出るオーバードライブはかなり使いやすいです。
SD-1は、単体で軽い歪みを作ることもできますし、アンプや他の歪みペダルを押すブースターとしても使えます。レスポールで使う場合、Driveを上げすぎず、Levelを少し上げて、Toneで明るさを整える使い方が試しやすいです。これにより、低域が少しタイトになり、ミュートのキレやコードの輪郭が出やすくなります。特にリアピックアップでパワーコードを刻むときには、この締まり方がかなり効きます。
もちろん、SD-1が全員に合うわけではありません。中域が前に出るぶん、アンプによっては少し鼻にかかったように感じることがあります。JC系のクリーンアンプにそのまま使うと、好みによっては硬く感じるかもしれません。逆に、少し歪んだMarshall系アンプに足すと、ロックのバッキングに必要な押し出しが出やすいです。ここが相性のおもしろいところですね。
レスポールにSD-1を合わせるなら、まずはメイン歪みではなく、音を締める補助として考えるのがいいと思います。すでにアンプで軽く歪ませていて、あと少し前に出したい。ディストーションを使っているけど低域が暴れる。そういうときにSD-1を前段に入れると、音がまとまりやすくなります。派手さより実用性。バッキングではこういうペダルが強いです。
SD-1の入口設定
最初はDriveを低め、Levelを少し高め、Toneを真ん中付近から試すと分かりやすいです。そこからアンプの明るさに合わせてToneを少しずつ動かすと、レスポールの太さを残したまま音を締めやすくなります。
サウンドハウスでエフェクターをチェックTube Screamerで締める
Tube Screamer系も、レスポールと相性を考えるうえで外せない候補です。SD-1と同じく、低域を少し整理しつつ中域を押し出す方向のペダルとして見られることが多いです。レスポールのように太いギターに合わせると、音の重心が下に行きすぎるのを防ぎ、バンドの中で聴こえやすい形にまとめやすいです。バッキングでコードを刻むなら、この締まり方はかなり助かります。
Tube Screamer系は、単体で深く歪ませるペダルというより、アンプやメイン歪みを気持ちよく押すペダルとして使われることが多いです。もちろん単体でも使えますが、レスポールでロックのバッキングを作るなら、Driveは控えめ、Level高めのブースター的な使い方が分かりやすいです。これにより、低域がタイトになり、ピッキングのアタックが前に出やすくなります。
ただし、Tube Screamer系は中域のクセがしっかりあります。そこが魅力でもありますが、アンプやギターによっては音が狭く感じることもあります。レスポールの太さをそのまま広く鳴らしたい人には、少し窮屈に感じるかもしれません。逆に、バンドで抜ける音を作りたい人には、そのクセがかなり役に立ちます。ギター単体の気持ちよさと、バンド内での聴こえ方は別物なんですよ。
SD-1とTube Screamer系で迷うなら、どちらが絶対に上というより、手持ちのアンプと好みで選ぶのがいいです。SD-1のほうが少し荒さや押し出しを感じる人もいれば、Tube Screamer系のほうがまとまりやすいと感じる人もいます。できれば同じアンプ、同じ音量、同じギターで弾き比べたいところです。サウンドハウスのように商品数が多いショップで比較しながら候補を絞ると、価格帯や在庫状況も見やすいので選びやすいです。
試奏時の注意
Tube Screamer系は、小音量だと中域のクセだけが目立つことがあります。スタジオ音量やバンド内で鳴らしたときに評価が変わることもあるので、可能なら実際に使う音量に近い環境で確認したいです。
サウンドハウスでエフェクターをチェックGuv’norでマーシャル感を出す
Marshall Guv’nor系は、レスポールでマーシャルっぽいロック感を出したい人に向いています。レスポールとMarshall系サウンドの組み合わせは、ロックギターの王道のひとつです。ただ、実際に大きなMarshallアンプをしっかり鳴らせる環境は限られますよね。自宅や小さめのスタジオ、クリーン寄りのアンプ環境でロックらしい歪みを作りたいなら、Guv’norのようなアンプライクなディストーションはかなり候補になります。
Guv’nor系の魅力は、単なる歪み量だけでなく、EQで音のキャラクターを作りやすいところです。Bass、Middle、Trebleのように帯域を調整できるタイプなら、レスポールの低域を抑えたり、中域を前に出したりしやすいです。これはバッキングではかなり大事です。レスポールの音が太いからといって、低域を全部出す必要はありません。曲の中で必要な帯域を選ぶ。ここが音作りです。
Guv’norをレスポールで使うなら、まずはGainを上げすぎず、Middleをしっかり意識するのがおすすめです。バッキングの音が抜けないとき、多くの場合は歪み不足ではなく、中域の不足や低域過多が原因だったりします。Gainを上げて解決しようとすると、音はさらに潰れてしまいます。Middleを少し上げる、Bassを少し下げる、Trebleでアタックを調整する。このほうがバンドの中では聴こえやすいことが多いです。
ジャンルとしては、クラシックロック、ハードロック、パンク、ガレージ寄りの音に合いやすいです。RATほどザラザラした荒さではなく、もう少しアンプっぽい押し出しがほしい人に向いています。レスポールのリアでリフを刻むと、かなりロックらしい手応えが出ます。逆に、超モダンなメタルのタイトさを求めるなら、BE-ODなどの高ゲイン系も比較したほうがいいです。
Guv’nor系が合いやすい場面
- Marshall系のロック感がほしい
- クリーンアンプで歪みを作りたい
- EQでレスポールの低域を調整したい
- コードバッキングに芯がほしい
BE-ODは高ゲイン向き
Friedman BE-ODは、レスポールで高ゲインのロックサウンドを作りたい人に向いています。いわゆるアンプライクな歪みをペダルで作りたいときに候補に入りやすく、ハードロック、モダンロック、メタル寄りのバッキングまで対応しやすいタイプです。レスポールの太さと組み合わせると、かなり迫力のある音になります。ガツンとしたリフを弾きたい人には楽しいペダルです。
ただし、BE-ODのような高ゲイン系は、レスポールと合わせるとパワーが出すぎることもあります。自宅の小音量ではちょうどよく感じても、スタジオで音量を上げると低域や歪み量が過剰に感じることがあります。高ゲインは音が派手なので、ついGainを上げたくなりますが、バッキングでは意外と控えめのほうが使いやすいです。音の迫力は、歪み量だけでなく、音量、EQ、ピッキングでも作れます。
BE-OD系を使うなら、低域の締まりをかなり意識したいです。レスポールの低域にペダル側のローが重なると、ミュートがボワッとすることがあります。TightやBass、Presenceのようなコントロールがある場合は、最初に極端な設定にせず、真ん中付近から少しずつ動かすのがいいです。音作りで迷ったら、まずGainを下げる。これだけで一気に使いやすくなることがあります。
バッキングでBE-ODを使うなら、音の壁を作るより、リズムを立てることを意識したいです。ミュートのザクザク感、コードチェンジの見えやすさ、ドラムのキックとぶつからない低域。このあたりを確認すると、ライブでも録音でも使いやすい音になります。レスポールは音の芯が強いので、高ゲインでも少し抑えめに作るくらいで十分存在感が出ます。
高ゲインの注意点
高ゲインペダルはノイズ、ハウリング、音量差が出やすいです。ライブで使う場合は、ノイズゲートの有無、電源の品質、シールド、アンプの位置も確認してください。電気的なトラブルやリペアが関わる場合、最終的な判断は専門家にご相談ください。
サウンドハウスでエフェクターをチェックレスポールとエフェクター相性まとめ
レスポールとエフェクターの相性は、結局のところ、あなたがどんなバッキングをしたいかで決まります。低域を締めてバンドで抜ける音にしたいなら、SD-1やTube Screamer系。荒いロック感やオルタナっぽい質感がほしいならRAT。Marshallっぽい王道ロックを狙うならGuv’nor系。高ゲインで太く刻みたいならBE-ODやSuhr Riot系。ファズの個性で押したいならBig MuffやFuzz Face系。このように整理すると、かなり選びやすくなります。



大事なのは、レスポールの太さをそのまま全部出すのではなく、曲の中で必要な形に整えることです。バッキングは、リードより目立つことが目的ではありません。ボーカル、ベース、ドラムと混ざったときに、リズムとコード感がしっかり伝わることが大切です。レスポールはもともと存在感があるギターなので、エフェクター側では少し引き算するくらいがちょうどいい場面も多いです。
機材を買うなら、私はサウンドハウスで比較するのがおすすめです。歪み系エフェクターの種類が多く、定番のオーバードライブ、ディストーション、ファズを横並びで見やすいからです。価格、在庫、仕様、付属品、電源条件は変わることがあるので、購入前にはサウンドハウス公式サイトで最新情報を確認してください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
最後に、最初の一台で迷うなら、バッキング用途ではSD-1やTube Screamer系、荒いロックが好きならRATあたりから試すと失敗しにくいかなと思います。もっと高ゲインが必要になったらBE-OD系、個性を出したくなったらファズ系へ進む流れで十分です。レスポールとエフェクターの相性は、正解を一発で当てるというより、アンプやバンドに合わせて調整していくもの。焦らず、あなたの曲で気持ちよく鳴る組み合わせを探していきましょう。
| 候補 | 向いている音 | レスポールでの使い方 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| SD-1 | 中域が出る締まったOD | バッキングの低域整理やブースト | 最初の一台向き |
| Tube Screamer系 | ミッドが前に出るOD | アンプやメイン歪みを押す | 定番で試しやすい |
| RAT | 荒いディストーション | オルタナやグランジのバッキング | ロック好き向き |
| Guv’nor系 | Marshall系の歪み | 王道ロックのコードバッキング | アンプ感重視 |
| BE-OD | 高ゲインなアンプライク歪み | ハードロックや重めのリフ | 中級者以上向き |
| Big Muff系 | 太いファズ/サステイン | 個性的な壁のような音 | 相性確認必須 |

